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  • 執筆者の写真圭介 佐藤

12月9日 環境農政常任委員会

環境農政常任委員会で3点質疑しました。



1 地球温暖化による気候変動について


県では、学校教育を通じて地域社会での環境・エネルギー等への理解を深めるため、豊富な知識・経験を有する県内の企業・団体等のみなさんに、小・中学校、高校等で実験等を交えた体験型の授業を実施していただく、環境・エネルギー学校派遣事業~かながわ環境教室~を実施しています。この事業について、課題と展望を質疑しました。


*県ホームページより


この事業では、毎年約90校、延べ24,000人が受講していますが、受講者のおよそ7割が小学生であることや、町村の利用が少ないことが課題としてあげられ、中高生及び町村に対しさらなる周知が必要であるとの答弁がありました。


2019年は県内でも台風による甚大な被害があり、気候変動問題は喫緊の課題です。子どもたちがもっと勉強する機会を増やすため、事業の数値目標を掲げるなど力を入れるとともに、市町村間の温度差解消を求めました。



2 CSF(豚コレラ)対策


令和元年11月12日農林水産省は、「豚コレラ」という名称がヒトの疾病であるコレラを想起させるとして、英語名の「CEF(クラシカル・スワイン・フィーバー)」に変更することとしました。


*県ホームページ「CSF(豚コレラ)情報」


県ではCSF(豚コレラ)の対策として予備費により消毒体制を強化し、1月には予防ワクチン接種のため新施設を設置する予定です。ウイルスの感染は、一般的に野生のイノシシからウイルスが確認された後、養豚場においても発見されることが多いため、野生イノシシのウイルスを確認する施設と同施設で養豚場の豚を検査すると、そのウイルスが施設に残っていたものなのか、実際に感染しているかを判断するのに時間を要するため、養豚場の自粛期間が長引き、深刻なダメージとなります。そのため、新施設を設置するものです。


県内の養豚農家から、車両を介してウイルスを持ち帰ってしまうのではないかという不安の声があったため、消毒体制を強化し、県西地域に消毒ポイントを増設するとともに、医者1人あたり1日170頭に対し14日間かけてワクチン接種を実施する目標を掲げたプログラムを作成し取り組むとの答弁を受け、早期発見、侵入防止対策に努め、市町村関係団体と連携するよう求めました。



3 林道事業(11月補正予算 債務負担行為)


11月補正予算で計上されている林道の開設及び改良事業費の詳細について質疑しました。


この度県では、林業経営の効率化や適正管理のため、小田原市と箱根町間に林道を開設することとしており、新規路線の開拓にあたって林道利用区域内の春先の植物調査を実施します。

さらに、山北町の3本の林道について、猛禽類の生殖場所であることや、地域振興型の林道も含まれているため、マラソン大会などの地域のイベント状況を考慮し、工事を円滑に実施するための補正予算が計上されました。


県ではこのように時期等を考慮しながら林道整備を実施していますが、台風19号により清川村の宮ケ瀬地区や緑地区の林道も大きく被害を受けており、イベントの規模を縮小する状況も見受けられることから、多用途に利用している林道について改めて配慮するよう求めました。




気候変動問題の若年層への普及啓発については、会派の曽我部議員が一般質問をしており、一般質問や代表質問の内容を掘り下げられるのも委員会ならではです。


長かった第三回定例会も、明日で閉会となります。

ぜひ傍聴にお越しください。インターネットでもご覧になれます。

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